1.17

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
さて、18年前の今日、阪神淡路大震災がありました。
地震時、私は父と亡母と3人でスキーに行った帰りの電車の中でした。切符には大阪駅到着は5:45と記載されていました。
おりる間際で通路に立っていたら、左右にゆれて急停車。「へたくそな運転手!!」と、母がつぶやいたっけ…。
大阪駅は、水道管が破裂していて階段を水が流れ落ち…。真っ暗な中、非常ベルが鳴りっぱなし。たまたま車を駅近くの父会社事務所に車を停めていたので、職場の幼稚園に送ってもらうことができました。職員室の書庫が倒れていたっけ。職員室のテレビをつけたら、高速道路が倒れている映像。おじいちゃんおばあちゃんと従姉妹家族が暮らすのはその近所。神戸の家はどうなってるのだろう…。
当然幼稚園は休園。昼前に父が幼稚園に私を迎えにきました。一緒に神戸に向かうために。1時間足らずで着くはずの神戸に6時間。着いた時には夕暮れ。
まず、道がない。たくさんの家屋が倒壊していて家まで着けない。やっとのことでたどり着いたら…。
焼け落ちてた。
避難所の小学校へ。教室を一つ一つ開けて、暗がりの中おじいちゃん達の名前を呼んで、父の服をぎゅっと握って。
真っ暗な悲壮感いっぱいの避難所で、一人ぼっちになることほど恐ろしいことはないと思った。
ある教室で、返事があった。おばあちゃんと従姉妹家族がいた。
でも、おじいちゃんはそこにはいなかった。
あれから18年。
あさって土曜日に、そのおばあちゃんの49日の法要があります。
だけど私は、経営者の勉強をはじめて、私がやることに決めた合同献灯祭の第一回目があるので、法要は家族に任せて…。
天王寺のホールでろうそくの灯りをともして、お預かりしているペットちゃん達のために祈ります。そして、ご家族様達と一緒に、おばあちゃんとおじいちゃんにメッセージを書きます。
おばあちゃんがそうしろって言ってるのだと思います。
愛と感謝を込めて…
安希

残された子犬

こんばんわ。
今日のお客様。
13歳のトイプードルのお別れをしました。
お連れになられたのは飼い主様ではなくて、お知り合いの方。
飼い主さんは、入院中なのだそうです。
いつも私は、お亡くなりになられた子のお話を少しお聞きします。お話をすることは、ペットロスの軽減にとても効果的ですから。
今日も、ご病気だったのですか?と、お聞きしました。
すると、
「違うんです。飼い主の方、色々事情がおありですが、この子達を放置されていたのです。その最中にご本人が倒れられて、保健士さんが救急車を呼んで入院されたのです。そのときは、保健士さんがたまに様子をみて餌を与えていたようですが、長くは続けられないそうで、保健所に引き取ってもらって殺処分になるとのことだったので、私が4日間ほど毎日様子を見ていたのです。土曜日は2匹とも鳴いていてごはんも食べていましたが、日曜日様子を見に行ったら、この子が亡くなっていたのです。もう1匹の子犬の方は、ストレスなのか、吼えも鳴きもしなくて。私のところは老猫がいて、元気な子犬を引き取るわけにはいかないのです。動物愛護協会に問い合わせたら、今満杯ですぐには対処できないと言われました。なくなった子も残された子も不憫でかわいそうで…。」
私たちのところにくる動物達はほとんどがご家族様の愛情をいっぱい受けて幸せに暮らしてきた子達です。
でも稀に、こんな悲しい話を聞くことがあります。それでもこの子はこの方にご供養いただいたので、幸せです。
残された子は濃いグレーのトイプードルで、1歳くらいだそうです。血統書もあるそうです。
年の瀬を迎える寒い日が続く中、誰もいない家で過ごしているのでしょう。
幸せなあたたかい家庭で新しい暮らしが、この子にあるのでしょうか。心配です。
愛と感謝を込めて…
安希

献灯祭


こんな感じです。
ろうそくの灯りで癒されます。
Aki Nakao

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