合同納骨

こんにちは。

先週末は関東地方で大雪だったとか。大阪でもちらほら雪が舞いましたね。

世の中は受験真っ只中。早く皆さんに春が来ますように…。

 

さて、今日は合同納骨でお預かりのお骨を観音様の足元にお移しいたしました。

この子は今日丁度49日を迎えられる子でした。ご家族様から、お骨がそのままあるのが気になって仕方がない、でもすぐに移すとかわいそうな気がするから、49日の日に来るから、その時みんなと一緒にしてやって欲しいとのご要望がありました。

 

お骨壺に収まっているお骨は、基本的には49日を過ぎられると棚から外させていただいて、ほかの子と一緒にさらしに入れて大きなお壺に収めます。ですが、49日丁度ではなく、少しでも長く飾らせていただける方がご家族様が喜んでくださるかしらこと思い、49日過ぎてからも飾られていただいていることが多いのです。でも、この子のお母さんは、「骨があると気になる。」とのこと。この子のお母さんはたびたび納骨室においでくださって、この子に話しかけてくださっているので、お骨が見えなくなると寂しくなるのではないかと案じていましたが、区切りを使って一生懸命気持ちを切り替えようとしておられるのです。そのお気持ちにも寄り添いたいと、ご納骨をさせていただきました。

 

音楽でお迎えして、お線香を炊きました。そして、お経を一緒に唱えました。お骨はさらしに広げ、さらしの袋にお箸で収めていただきました。そして、私の方で観音様の足元におさめさせていただきました。

 

寂しそうでしたが、でも、すっきりされたご様子でした。

 

この子のお母さん、80歳を超えておられますが、多彩な趣味をお持ちで、毎日プールで500M泳ぎ、手話、カラオケ、習字と、お忙しい毎日をお過ごしです。それでも、おうちではこの子がいなくなって話し相手がおらず、とてもさみしいとのこと。息子さんが、新し子を迎え入れるか?とたびたび聞いてくれるそうですが、年齢を考えると無理とのこと。だから、この子に会いに納骨室にわざわざおいでくださるのです。私どもの立地は一心寺さんと四天王寺さんのすぐそばです。お大志さんの日(毎月21日)には雨でも必ずこちら方面においでになられるそうです。でも、ついで参りはいやだから、お大志さんの日はこちらにはお寄りにならないそうです。そして、この子に会いに来られたついでに四天王寺さんや一心寺さんにお寄りになられることもないそうです。本当にお元気でしっかりしておられて、筋が通っておられて、いつお話しさせていただいても、頭が下がります。

 

今も、お散歩道を歩いておられるとのこと。この子のお散歩をしているときはしんどいと思ったことがなかったけど、一人で歩くと、とってもしんどいそうです。寒いとき、こたつで寝込んでしまっても、必ずいつも、この子が「布団で寝るよ」と起こしてくれていたそうですが、この子がいなくなって、誰も起こしてくれないので、朝までこたつで過ごすことがあったとのこと。他にもいろんな話を聞かせてくださいます。私にとっても楽しいひとときです。

こうして、お話をされることがペットロスからの回復の一番の近道です。ぜひ、こんな風に誰かに話をしてください。もし、お聞きくださる人おそばいらっしゃらなかったら、天王寺ペットメモリアルにおいでください。お待ちしています。

 

愛と感謝を込めて…

安希

 

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